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レース写真ブログはじめます。

2016年4月7日

はじめまして。このたび、43RacePhotos(よんさん・れーすふぉと)というブログをスタートします、”がみ”と申します。
初回は、私がレース写真を撮り始めたきっかけと、ミラーレスカメラを使用している理由、ブログ開設までの経緯を自己紹介として書いていきます。

レース写真の撮りはじめとミラーレスカメラとの出会い

男の子にとって幼い頃からの興味の対象といえば、自動車や電車などの乗り物でしょうか。
私もスポーツカーやレーシングカーの造形やスピード感に幼いころからあこがれ、F1やGTのレースをTVで観戦する側としてモータースポーツを応援してきました。(なぜか自身がモータースポーツに参加しようという風にはならなかったのですが)

最初のデジタル一眼

カメラを買って写真撮影をしはじめたのが2007年ごろ。デジタル一眼レフの入門機が1000万画素超えで10万円を切って普及するよりもちょっと前、オリンパスのE-410を買ったのが私のデジイチデビューでした。
当時はキヤノンやニコンのエントリークラス一眼レフが、レンズキット10万円弱で600~800万画素程度だったところ、フォーサーズという規格のE-410は同じ程度の値段で1000万画素だったので選んだ覚えがあります。フルサイズと呼ばれる撮像センサーが3000万画素以上の高画素時代の今からすれば、当時の最高画素は一眼レフで最小センサーのフォーサーズだったなんて意外ですよね。

はじめてのレース撮影にハマる

サーキットデビュー(?)は栃木県のツインリンクもてぎで行われるIndyJapanでした。
せっかくレースを見に行くのだからと、衝動買いした一番安い望遠レンズをつけて行きました。レースが始まり、エキゾーストノートを響かせながら駆け抜けるマシンたちを目の前に、興奮気味にシャッターを切ってみるとカメラのディスプレイに映るのはブレブレのマシンたち……。
どんな設定をすればにスピード感が出るんだろう?どういう風にカメラを振ればシャープにマシンを写し撮れるんだろう?気が付けばレース後のウイニングランが終わるまでファインダーから目を離すことはありませんでした。すっかりハマってしまったワケです。
それ以来、ヒマを見つけてはもてぎに通うようになりました。

高級機材を横目に、フォーサーズを使う

サーキットに通うようになって、キヤノンやニコンの大口径望遠レンズを担いだ人が多いことに気づきました。高級機材です。ヘタするとクルマが買えてしまうような金額のカメラやレンズがあちらこちらに。
あんな高い機材なら、ラクに、キレイに撮れるんだろうな、と羨ましく思いながらも、だからといって安い機材じゃ撮れないわけじゃないだろう!?と手持ちの機材でできることをいろいろと試行錯誤することにしました。
後にミラーレスカメラとなるフォーサーズは、センサーが小さい分、望遠に強いシステムなこともあって、ほかの人とは違う写真を撮れるんじゃないかと、あえてオリンパスを使い続けてきました。

ミラーレスカメラへスイッチ!

ほどなくして、オリンパスはマイクロフォーサーズという新しい規格をミラーレスカメラとしてシステムの刷新を発表しました。
私もそれに合わせてE-M5を購入、サーキットへ持ち込むようになりました。

モータースポーツの撮影には、従来の一眼レフカメラに一日の長があります。
レーシングカーなどの動きものの撮影には、その動きを把握するために見やすいファインダーや、正確ですばやいオートフォーカス、高速なシャッターなどを備えたカメラ本体に加え、被写体を大写しにするための明るい望遠レンズが必要で、ミラーレスカメラの能力はまだまだ遠く及びません。

ですが、一眼レフよりもずっとコンパクトな荷物でサーキット中を歩き回り、電子式ビューファインダーで撮影結果をリアルタイムで覗いて撮影するスタイルに新しい可能性を感じ、現在にいたっています。

Instagram活動からブログ開設まで

撮影した写真は、Instagramに投稿するようになりました。同じようにレース写真を撮影している方の作品を拝見したり、フォロー&コメントいただく中でいい刺激になっていますし、つたない英語ながらキャプションやタグを入れたこともあって、海外のユーザーからフォローいただくという貴重な経験をさせてもらっています。ここを見に来てくださる方の中にもInstagramのフォロアーさんがいらっしゃると思います。

その後、2年前に子供が生まれ、妻とともにはじめての子育てにバタバタしていて、それまでと同じようなスタンスでレース撮影に出かけるのが難しくなり、Instagramはしばらくお休みさせていただいておりました。夫婦でレース好きなのでサーキットには出かけていましたが、子供の世話があっては、そう簡単には撮影に集中できない状態でした。おととしの日本GPの写真なんか、子供を抱っこしながら撮影してましたし。

WTCCフォトコンで入賞

子供が少し成長して、妻のご機嫌とりもそこそこできるようになりはじめた昨年ごろから、レース撮影を再開しました。
撮影を再開し、リハビリの一環として腕試しでフォトコンに出品したのが、運よく入選しました。

某流し撮り系フォトコンのようにセミプロばかりのフォトコンではないでしょうが、ミラーレスカメラでのレース写真が認められたという意味では、意義のある入賞だと思います。
撮影機会は以前より少なくなりましたが、より集中して撮影に取り組んで、それまで工夫してきたことを表現できてきたのかなと自己分析しています。

工夫の履歴としてのブログ

自分なりにいろいろ工夫してきたものを同じようにレース写真を気軽に楽しみたいと思っている人と共有できればいいな、という思い付きでこのブログを開設しました。

ここ数年は、気軽に一眼レフ相当のキレイな写真が撮れるということでミラーレスカメラがシェアを伸ばしていて、エントリークラスの一眼レフに置き換わる勢いです。生まれて初めて買ったカメラがミラーレスカメラだという人も多いのではないでしょうか?
サーキットを訪れるモータースポーツファンの中にもミラーレスカメラをぶら下げる姿を見かけますが、雑誌で見るような、スピード感あふれるカッコいいレース写真はなかなか撮れないとがっかりしている方は多いと思います。
ミラーレスカメラでも、いくつかの工夫で素晴らしい写真が撮れるはずなので、この場を使って知ってもらえればなと思っています。

というわけでよろしくお願いいたします。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
43RacePhotosでは、フォーサーズ/マイクロフォーサーズ規格のカメラでの撮影を中心に、ミラーレスカメラを使ったレース写真のノウハウを、時には試行錯誤する様子を交えながら、実際にレースを撮影した作品でご紹介したいと思います。
どうかお付き合いのほど、よろしくおねがいします!

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