OM-1のモータースポーツ撮影レビュー記事2回目は、レンズ活用編と銘打って、私がOM-1でモータースポーツ撮影に使ってきたレンズのインプレッションと、レンズごとの使いこなしについて紹介します。
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OM-1で使うのにおすすめのモータースポーツ撮影にマッチしたレンズとは?
前回は、OM-1のスペックで特にモータースポーツ撮影において重要なEVFとAFと連写の話を中心に紹介しました。
EVFが高解像度化や像面位相差AFを持つ撮像センサーの更新は大きな進化ですが、それらの連携にクセがあり使いこなしには少し工夫が必要なこと、一方で、連写モードの選択肢が増えたり、オリンパス時代から引き続き手ぶれ補正や防塵防滴は信頼性高く、モータースポーツ撮影で有効であることなどを書きました。
今回は、この2年間で実際にOM-1と組み合わせてきたレンズを紹介し、OM-1での使い勝手や注意点などについて書いていきます。
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
まずはネイティブに対応しているマイクロフォーサーズレンズから。現在メインにしているM.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS(以下、100−400mm)の使用感について。
100-400mmについては以前にもE-M1XやE-M1 Mark Ⅱと組み合わせたレビュー記事を書いていますが、10万円台で35mm判換算で200-800mm相当のそこそこの明るさの超望遠レンズという点でコストパフォーマンスの高い一本。画質だけでいえば、さすがにPROレンズであるM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROにかないませんが、ピークの画質は解像感などは同等レベルで撮れることもあります。なんといっても、モータースポーツ撮影ではどうやっても被写体に寄れる撮影ポイントが限られたり、天候が変わる屋外でレンズ交換するリスクを考えると高画質なズームレンズは有効です。
AFは十分な速さで被写体検出を活かして、暗くなりすぎないように注意
そんな100-400mmを、私はほとんどの場面でC-AF+TR(被写体認識ONでAllターゲット)またはC-AF(被写体認識ONでAllターゲット、被写体認識OFFでシングルターゲットまたは5点ターゲット)で使用しています。C-AF+TRおよびC-AFでフォーカス開始〜完了まで、OM-1とE-M1Xを比べてどちらがAF動作が速いということはあまり感じません。AFの動作速度については、やはりPROレンズとの組み合わせがベストですが、100-400mmで十分実用的な速さです。
100-400mmに組み合わせて使用することが多いテレコンバーターレンズは、ほとんどの場合1.4倍のMC-14を使用していますが、バイクなどではMC-20を使用することもあります。
モビリティーリゾートもてぎやスポーツランドSUGOなどの比較的小さくて被写体までの距離が近いサーキットでは100-400mmで十分なレンジですが、富士スピードウェイや鈴鹿サーキットでは若干物足りないのでMC-14で560mmとして使うようにしています。
今までのオリンパス/OMDSのカメラで、レンズの明るさでAFの範囲や性能が制限されるということは発表されていませんが、OM-1については前回書いたように、レンズへの入射光量が少ない条件でAF中にEVFがコマ落ちしますが、テレコンを付けて開放F値が暗くなり、さらにスローシャッターを狙ってNDフィルタを使うことも多いため、AFをあきらめてMF置きピンで撮影する場合もあります。
モータースポーツ撮影特有のシチュエーションとして課題になるのが、路面温度と気温の差が発生するアスファルトからの陽炎でしょう。ファームウェアVer.1.0の時は、陽炎越しの被写体にはAFどころか被写体認識でもできず使い物になりませんでしたが(被写体認識OFFでも通常のAFができなかったレベル)、Ver.1.4以降では陽炎越しにAFができる場面が増えてきました。
上の4枚はウェットタイヤテストでのもてぎS字のコーナリングの様子を連写した中から4枚並べたものです。C-AF+TRで被写体検出ONでの撮影ですが、路面からの蒸気が陽炎になって、その向こう側からやってくるマシンは被写体検出してAFが追従します。もちろん、この状態では画像は陽炎でボコボコですがそこから出ればピントが出る場合も多いです。
手ぶれ補正はレンズ側はOFFに、ボディ側も条件によってON/OFF選ぶ、一脚使用がおすすめ
手ぶれ補正に関しては、レンズ側に手ぶれ補正が付いていますが、OM-1では他のオリンパスのボディと同様、ボディとのシンクロ手ぶれ補正は行われません。実際の使用においても、ボディ側の手ぶれ補正を有効にした状態でレンズ側手ぶれ補正のスイッチをON/OFFした時の補正効果の違いは実感できず、強力なボディ側の補正効果に隠れてしまっているようです。誤作動を防ぐためにレンズ側手ぶれ補正はOffにした方がいいでしょう。
手ぶれ補正設定に正解と呼べる固定的なものはないと感じています。私の場合は他の男性よりも腕力がない方で、コンパクトだといわれるマイクロフォーサーズの超望遠レンズでも手ぶれ補正に頼るところが大きいところもあり、天候や気温といった環境影響以上にその日の体調で最適な設定が変わります。そこで今は、シャッタースピード1/30sを目安に、それより速いシャッタースピードで誤作動(本来流したい背景が止まって止めたい被写体が流れる)が発生する場合にOFFにしています。それ以外ではIS-AUTOを優先して使用しています。
100-400mmは一眼レフタイプのレンズ交換式カメラ用の超望遠レンズとしては決して重すぎる部類ではないので手持ちでの撮影は可能ですが、60〜180分程度の走行時間でカメラとレンズの重さをサポートして安定したカメラの振りを得るために、私の場合は必ず一脚を使用します。
上のスーパーフォーミュラは、モビリティリゾートもてぎのヘアピンコーナー立ち上がりのシーンを望遠端でシャッタースピード1/60sで撮っていますが、最低速となったところから一気に加速していく状況を斜め構図で正確に動きを追っていくには一脚が必需品です。
M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7Ⅱ
超望遠ズームとしてはリーズナブルかつ小型で扱いやすいM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7Ⅱ(以下、75−300mm)。レンズ交換式カメラを初めて購入する人で、最初からモータースポーツ撮影を目的にしている人にレンズ単体で10万円を超える100-400mmは(カメラ趣味の常識ではなくあくまで一般的な感覚として)必ずしもおすすめできるわけではなく、それだけでかなり多くのカメラ&レンズが候補から外れるわけですが、マイクロフォーサーズにはパナソニックのLUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6Ⅱと、この75-300mmがあります。
プラスチック製の鏡胴や手ぶれ補正を省略して比較的シンプルな光学系、防塵防滴を省略によってコンパクトでリーズナブルなレンズですが、決して初心者向きというだけのレンズではなく、OM-1との組み合わせで100-400mmと同様のSTDレンズとしてはとてもシャープな写真を撮らせてくれます。
コンパクトな光学系が機材制限のある撮影場所で有利
モータースポーツ撮影で75-300mmがもっともその真価を発揮するのは、F1日本GPでしょう。F1日本GPでは、カメラマンエリアを除いて全長26cmを超えるカメラの使用ができませんが、フルサイズやAPS-Cの一眼レフでは焦点距離300mmのレンズをつけると30cmを超えてしまい、ミラーレスであっても最新の機種と焦点距離200mm台のレンズで制限をクリアできるのがいいところ。一方、OM-1との組み合わせはクリアできるため(望遠端300mmを使用する場合はフードを外して25cm程度)、観戦エリアを選ばずにF1を撮ることができます。
ご参考に、2019年F1日本グランプリでのカメラについてのお約束部分を…( ̄人 ̄*)
今年も同じようなルールになる見込みです。なおBスタンドは普段から立ち入りOKですので、事前に来られるようでしたら、ぜひ一度下見してみてください(`・ス・)b#スゥさんに質問 https://t.co/SqpnF5lu5y pic.twitter.com/XAm1JhOztq
— (・ス・)鈴鹿サーキット公式/質問用 (@suzuka_live) 2021年6月29日
そういった制限のある状態が決して妥協的な画質かというとそんなことは全くなく、100-400mmと同じく条件がいいととてもシャープな写真が撮れるためモータースポーツ向きといえます。また、コンパクトで軽いシステムはレースディスタンスを手持ちで構えていても決して疲れることはありません。
レンズ内手ぶれ補正はありませんが、OM-1側の手ぶれ補正が圧倒的なので心配なく、私の場合はIS-AUTOのままでOKです。水平に被写体が動く構図ではIS-2(垂直方向ぶれ補正)を選べばさらに精度があがります。
ヘアピンコーナー立ち上がりのフェラーリですが、被写体検出ONでしっかりとヘルメットにフォーカスしてくれます(C-AFのALLターゲットモード)。
逆光下でのゴーストや光条の表現などは、さすがに光学性能の限界があるかなと思います。少し絞ることで改善できますが、暗めのレンズで防滴もないので、晴れた日のレースで良い結果が得られると思います。
晩秋のもてぎでのSUPERGTは決勝レース中の時間帯でも日が傾いており、高速シャッターで光と影を意識した作品を撮影するのにむいてますね。
スタンダードレンズでもAFは十分速く、しっかり光が取り込めるような条件では画質もいいので、シャッタースピードは被写体ブレが目立たないそこそこの速さで撮ることを念頭に適切な露出を選び、丁寧に構図を追い込んでいくことで作品性を作り込んでいくのがこのレンズには合うと思うので、流し撮りをはじめたばかりの方、これからはじめたい方には特におすすめのレンズです。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
モータースポーツ撮影に限らず、マイクロフォーサーズユーザーは持っておくべきといえるスーパー便利ズームがM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROです。前述した100-400mmや75-300mmと焦点距離を補完できる関係にあるため、ほとんどの撮影に持ち出しています。
モータースポーツ撮影では広角側となる100mm以下をカバーするだけでなく、人の多いピットウォークでのレースクイーン/レースアンバサダーのポートレート撮影にも使いやすいレンジとF4.0というそこそこの明るさ、手ぶれ補正はボディ連動と、とても便利なレンズ。
ボディ連動の強力な手ぶれ補正で広角~望遠域のスローシャッター撮影を狙う
100-400mmと組み合わせることのメリットの一つとして、同じフィルター径(φ72mm)のため、流し撮りで多用するNDフィルターを使い回せる点が挙げられます。
2024年のF1日本GPはT12(ヘアピン後の200R、いわゆるマッチャンコーナー)のフェンスに目隠しの幕がなかったため、かなりコースに近いところで撮影できました(その分体感速度も速い)。それでもやはりフェンスは邪魔で、絞り開放してもF4.0ではまだフェンスが写り込むという条件なので、ISO80とND8フィルターで減光(それでも足りず結局F9.0にしていますが)のうえでスローシャッター撮影しています。
同じくF1日本GPから、Gエリアのヘアピン側から立体交差を同じくISO80とND8でスローシャッター撮影したものです。12-100mmのレンズ内手ぶれ補正は、OM-1のボディ内手振れ補正と連携して強力なものになりますから、画面に対して横方向にレンズを振るような流し撮りでは、手ぶれ補正モードをIS-2にして縦方向の手ぶれをしっかりおさえてもらうのがポイント。
オリンパス/OMDSには、同じ系統のレンズとしてM.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F5.6-6.3がありますが、12-100mmの方がPROレンズらしい光学性能と手ぶれ補正に優れ、その分若干重いのが違い。重いといってもOM-1とのバランスは悪くなく、スローシャッター流し撮りではその慣性分が手ぶれをおさえる方向に効く場合もあります。
しっかり止めて撮る場合は構図と露出に工夫を
12-100mmにとって、カッチリとした解像性能を活かした広角での風景写真は一番得意とするところでしょう。モータースポーツのシーンでも、引きの構図でコースと背景の自然をまとめるのは有効だと思います。
被写界深度の深いフォーサーズセンサーとF4通しのレンズの組み合わせは、それだけでパンフォーカス(画面全体的にピントが合った状態)となって失敗写真は減りますが、主題(メインとする被写体)と副題(脇役や背景となる被写体)の区別がつきにくく、作品性が下がる(いわゆる記念撮影になる)可能性も考えられます。
例えば、この写真は冬場のオフシーズンテストの時のもので、ウェット走行時間帯終盤の日が沈み始めた時間に撮りました。さらに絞り込んで濡れた路面とマシンの反射光をメインにし、ごちゃごちゃしがちな背景はつぶして整理しています。このように、構図や露出を意識して被写体を表現する工夫も有効です。
しっかり絞り込む際は、小絞りボケ(絞りを通過する光の回折現象による解像感の低下)の発生を覚悟するか、NDフィルタでそれを避けるが入射光量が下がってAFが安定しないのでMFにするか迷うところです。私は、広角撮影の場合には小絞りボケが起きても全体の作品性を下げるほど目立つことはないと判断する場合が多いです。
ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD (/w MMF-3)
中古市場から少しずつ数を減らしているフォーサーズレンズ。当時は「松・竹・梅」と呼ばれていたレンズラインアップの中でミドルクラスにあたる竹クラスのレンズだけあって写りはとてもいいです。M.ZUIKO DIGITALレンズと比較すると、STDレンズ(100-400mmなど)≦フォーサーズ竹レンズ<PROレンズ(40-150mm)<PROレンズ(サンヨン)というかんじ。
ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDの中古市場価格は3万円台でほぼ底値。中古品として心配になるのは防塵防滴シール材の耐久性でしょうか。私は2009年に新品購入して以来ずっと手元においていて、シール材は一度も交換せずにいますが、雨天での故障トラブルは一切ありません。むしろ心配なのは唯一防塵防滴のシールを備えた純正マウントアダプタMMF-3の市場在庫が少ないことでしょう。おそらくレンズよりも高い。
古いレンズでも画質は良好、サーキットならテレコンと合わせて使いたい
富士や鈴鹿などのコースまでの距離が遠いサーキットでは焦点距離200mmは少し物足りなく(といっても35mm版換算で400mmですが)、テレコンバータを使いたくなります。上はもてぎですが人工的に散水したテストのため普段通らないコースレイアウトということもあり、x1.4テレコンバータEC-14をつなげて撮影してみました。EC-14は画質的には元のレンズの解像を損ねることなく安心して使えます(ただしシャッター速度1段分だけ暗くなる)。
フォーサーズ時代からずっと使ってきた印象としては、マイクロフォーサーズレンズよりもやわらかい、あるいは、線の太い表現がされると感じます(解像感がないわけではない)。色も派手さや過度な強調はなく自然で、現像やレタッチで作品性を与えるベースとしてはちょうどいいと思います。もちろん、嫌なゴーストやフレアはありません。OM-1との組み合わせだとJPEGでもRAWでも線の太さが若干抑えられてシャープ、色はより素直な表現で、その点では100-400mmよりも好きなレンズ。
テレコンは他にx2.0となるEC-20があります。50-200mmF2.8-3.5と組み合わせれば100−400mmF4-F5.6相当になると考えると、M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 ISよりも明るくなる点はメリット(ただし、EC-20は若干解像が落ちると言われています)。
AFは若干遅れを感じるも、SWD仕様なら実用的な速さ
マイクロフォーサーズ時代に使うフォーサーズレンズとしてやはりAFの使い勝手が心配されますが、フォーサーズの基本的なAFが位相差AFなので、像面位相差AFを採用したOM-1でも問題ないというのが実際。オリンパスのフォーサーズ時代末期に登場した超音波駆動方式SWDを使っているレンズであれば使い勝手で大きく出遅れるかんじはありません。
とはいえ、次々とレンズが開発されてきたマイクロフォーサーズレンズと比べると、AFの動き始めでわずかに遅れを感じます。これはフォーカスレンズ自体の大きさ/重さの違いからくると思います(フォーサーズレンズの方が若干大きく重い)。
ピットでのスナップ/ポートレート撮影に適した焦点距離とボケの柔らかさ
50-200mmという焦点距離は、走行セッション中だけではなく、ピットウォークでも効果的です。各ピットの規制線からの立ち位置では、50〜100mmの範囲だとドライバーのサイン会やレースクイーン/レースアンバサダーの撮影に、さらに200mmまでにいくとピット奥で作業する様子まで撮れるという「ちょうどいい」レンジ。
上の一枚はARTA 16号車の作業風景ですが、ブラックの16号車/作業する黒いスーツのメカニック/露出は手前に置いたフロントカウルに引っ張られて暗い、という条件で、画面は意外にもほとんど黒つぶれしていないことがわかります(色域が十分あるディスプレイで明るくしてみないとわかりにくかも)。
広角端開放絞り値F2.8はマイクロフォーサーズとしては十分明るいとはいえないものの、望遠による圧縮効果を利用したボケ味は、より解像度が高いと評価されるマイクロフォーサーズ用望遠レンズよりも滑らかで柔らかく、それこそ、ピットでのレースクイーン/レースアンバサダーやドライバーやチームスタッフといった人物撮影には最適かと思います。
ベースの画質は歴代ベスト更新、あとはAFだけ…
ご覧いただいたように、OM-1の画質性能はPROレンズ以外にもさまざまなレンズで発揮できる可能性があり、それぞれのレンズが持つポテンシャルをしっかり出せるだけのものだと思います。特にフォーサーズ時代のZUIKO DIGITALレンズが15年以上たっても十分現役として活躍できるのは、長くフォーサーズ/マイクロフォーサーズを愛用している私にはとてもありがたいです。
こうなると、OM-1に対して残る大きな不満は、今回紹介したどのレンズにもあてはまる残念なAFの部分だけ(前回の記事参照)。AFに関しては、今春のOM-1 MarkⅡ発売時に予告されたファームウェアバージョンアップが行われましたので、次回は、新ファームでどれだけMarkⅡに近づけるか、OM-1の真のパフォーマンスを検証します。
記事中の作例写真の現像条件について
記事中の写真はいずれも撮影したRAWデータからOM SYSTEM標準の現像アプリケーションOM WORKSPACEを使って以下の条件で現像したもので、可能な限りカメラの素の画質や色味が表現される設定で現像しています。
- トリミング:個別に適宜設定(トリミング後のサイズは1080×1440ピクセル相当にリサイズ)
- 露出補正:個別に微調整範囲で設定
- ホワイトバランス:オート(電球色残し:OFF)
- 仕上がり:Natural
- 階調:標準
- カラー設定:sRGB
他の項目については設定せず