SFの写真を整理しているうちにF1日本GPとなり、終わったら終わったで、息子の誕生日に遊園地へ連れて行ったり、誕生日がすぎたら風邪を引かれて面倒をみたりと、家族サービスの日々でした、がみです。
あれだけえらそうに講釈たれながら、結局フォトコンには手を付けられず、応募締切には間に合いませんでした(泣)。
じゃあ、間に合ったら応募するような写真は撮れていたのかというと…、ご覧ください。
今回のロケーションと機材
家族同伴での観戦でしたので、あまり動けていません。予選はグランドスタンドから、決勝は画像にあるように、S字周辺を、地下道を行ったり来たりしながら撮影しました。
機材はE-M1にバッテリーグリップを付けて縦構図に対応しました。
E-M1MarkIIが発表になりましたが、モータースポーツ撮影には効果のありそうな性能アップばかりで気になりますね。値段は高いですけど。
レンズは、予選ではタムロン 14-150mm F3.5-5.8 Di III(Model C001)を、決勝ではオリンパス ZuikoDigital 50-200mm F2.8-3.5 SWDにテレコンバータEC-14およびEC-20の2種類で撮影しました。
予選、決勝レースから10枚を紹介
予選(MAC3)
今回のWTCCの目玉のひとつは、同一マニュファクチャーの3台がスリップを使いあいながらタイムアタックするMAC3でした。
家族での移動の都合もあって、グランドスタンドから動けなかったのですが、3台横並びでヨーイ、ドンっていうのが見れたのはよかったですね。新鮮でした。
ホンダは3台が引っ張り合いながら、という感じでしたが、タイムはそこそこ。
一方のシトロエンはスタート直後からバラけてしまってましたが、タイムはでてるという感じで、今シーズンのシトロエンの強さを垣間見たMAC3でした。
決勝(Race1-Opening Race)
予選Q1のリバースグリッドでスタートする決勝オープニングレースは、S字飛び込みに向かい合う、土手の上から撮影開始。
おなじみのアングルですが、WTCCだとボリュームのあるカラフルなハコ車がテール・トゥ・ノーズで列をなして飛び込んでくるので、いつもより迫力ある一枚が取れました。
ただし、フォトコン向きのサイド・バイ・サイドで激しく競り合うシーンはなく、かなり高速バトルといった風情。
ホンダのミケリスはスタートから逃げに成功し、順調にリードを伸ばす。昨シーズンはホンダのサテライトチームからのエントリーでときどき上位入賞し、昨年のもてぎでも活躍してましたね。今シーズンはすっかりワークスのエースドライバー。
昨シーズンのワークスカラーのホワイトもカッコよかったですが、今シーズンのシトロエンのレッドもいいですね。フロントから見るとずんぐりむっくりした印象ですが、こうやってサイドから見るとバランスのいいセダンなのが分かります。
T.コロネルvs道上龍というベテランドライバー同士のマッチアップにオッサン歓喜(笑)。90年代のJGTCとかJTCCのレースを彷彿とさせます。
最初、なんで道上龍?もっと若くて活きのいいドライバーでもいいんじゃない?と思ってましたが、もてぎのオーガナイザーはまさにこのマッチアップを狙っていたんだろうなと思うと、まんまとそれに引っかかったオッサンなのでした。
一見、地味なミドルクラスFFセダンに派手なフェンダーやウイングといったエアロを装備すると、強面のレーシングマシンに。
このギャップは、かつてのWTC(世界ツーリングカー選手権)と似たおもむきで、かつてのDTMの正当な後継は、今のDTMよりはむしろWTCCだろうなと感じます。
ボルボワークスのブルーは、とても鮮やかで好きなのですが、現像が難しい。うまく再現できたでしょうか?
ボルボは日本でも買える量産車ベースですが、ホンダもシトロエンもGMも、日本では量産車としてみれないんですよね。この辺が、日本ではさほどWTCCに人気が集まらない一因だと思います。来年はホンダも国内で新シビックを発売してボルボと一緒に盛り上げてほしいですね。
オープニングレースは、ミケリス、ハフ、モンテイロのホンダ1-2-3!リバースグリッドとはいえ、地元で表彰台独占は気分いいですよね!
オープニングレースお気に入りの一枚は、S字2個目に飛び込む道上車。ワークスのカラーリングはカッコいいですね。
こうやってみると、WTCCらしい、サイド・バイ・サイドのドックファイトがほとんどなく(実際には、スタート直後の3~5コーナーでいくつかあった模様)、フォトコン向きの写真が撮れなかったのがお分かりいただけると思います。
これは他のラウンドでも同様らしく、年々スピードアップするレース展開は、フォーミュラやGTのそれに近づいているそう。
フォトコン投稿はできなかったものの、F1とおなじく年1回日本に来るマシンたちの撮影は満足度が高いものです。
次回もWTCCネタで、メインレースの写真をご覧いただきます。