6月4日に開催されたレッドブルエアレースの写真お送りします。今年は昨年と違って天候に恵まれ、かといって暑すぎることなく、比較的楽に観戦できました。室屋選手の活躍もあり年々盛り上がるエアレースの様子をプレイバック。
撮影ロケーションについて
撮影のための観戦エリアや準備については別記事にしていますので、合わせてご覧ください。
ここでは撮影ポイントだけご確認ください。
今回はカメラマンエリアの先端付近に陣取ってからレース終了までほとんど動いていません。それだけ場所がよかったといえます。
エアレース本戦の様子を写真で
いつものように時系列は順不同です。
今年も沖には近くで観戦するクルーザーや漁船、遊覧船でにぎわっていました。3年目で定着した光景。
ファン・ベラルデ選手。Round of 14終了までの前半は、快晴で青空が広がっていたのでいいコンディションだったのですが、安物PLフィルターを付けて撮ったものがすべてAF誤動作でピンボケという失態。この辺の写真もなんとか撮れた1枚です。
ミカエル・ブラジョー選手のMXS。エアゲート通過時は機体を水平にしないとタイムペナルティーを科されるなどのレギュレーションがありますが、今回はペナルティーで決まる勝負が多かったですね。
ニコラス・イワノフ選手のエッジ540。バーティカルターンからの急降下。Round of 14ではHeat1でマット・ホール選手と対戦しましたがゲート通過時の高度超過でペナルティーを受けて敗退。
2004年、2006年のチャンピオン、カービー・チャンブリス選手のエッジ540。
同じくカービー・チャンブリス選手。レッドブルカラーはエアレースの象徴的なカラーですね。
Round of 14でファン・ベラルデ選手を破りましたがRound of 8ではオーバーGをやってしまい敗退。
マット・ホール選手はレッドブルコーラのカラー。F1のトロロッソがしている今年のカラーリングと同じです。スタート後に第2ゲートを右に旋回中ですが、手前に残ったスモークのために若干霞んでいます。
ペトル・コプシュタイン選手のエッジ540にはチェコの風景が描かれていてます。
Round of 14では室屋選手と対戦し、0.007秒差という超接戦で室屋選手に迫りました。結果、Fastest LoserとしてRound of 8に進出、対戦したカービー・チャンブリスのオーバーGによるDNFでFinal4に進出し、なんと室屋選手に次ぐタイムを出して2位となっており、室屋選手と同じくらいドラマチックな1日を過ごしました。
昨年のチャンピオン、マティアス・ドルダラー選手。
予選2位からの決勝は、Round of 14でクリスチャン・ボルトンを、Round of 8でピート・マクロード破り順当にFinal4まで進みましたが、なんとパイロンヒットで+3秒のペナルティーを受けて表彰台には上がれませんでした。
もうひとつのレッドブルカラーはマルティン・ソンカ選手。
Round of 14、Round of 8といずれも各ラウンドのトップタイムをマークしてFinal4まで勝ち進みながら、ゲート通過時に水平を保てずにペナルティーを受けて3位。
マイケル・グーリアン選手のエッジ540。他の選手の機体に比べてシックなカラーリングですが、これがAFと相性よかったらしく、割とピントの歩留まりよかったです。
今年も主役となった室屋選手のエッジ540。新しいファルケンカラーは鮮やかで印象的ですし、この数年の活躍でスポンサーフィーが増えたんでしょうね、よかったです。
Round of 14で0.007秒の接戦を制し、Round of 8ではゲート通過時の水平が保てずにペナルティーを受けながら、相手のマット・ホール選手も機首の水平を保てずにペナルティーを受けるという意外な展開で辛くも勝利し厳しい流れでしたが、最後には冷静さを取り戻しての先攻で確実かつクイックなタイムアタックを出して残る選手にプレッシャーを与えることに成功しました。結果、マルティン・ソンカ選手、マティアス・ドルダラー選手といった強敵が相次いでミスを犯してペナルティーを受けることになり、昨年の初優勝以上にドラマチックな勝利でした。
その後のブダペスト戦でも3位入賞して、いよいよシリーズランキングトップに立ちました。今年は悲願のシリーズチャンプ達成なるか!?
本戦の間に行われたスペシャルサイドアクトの様子はコチラ